商品を自社工場で生産、販売するアパレル企業でのネットショップ運営
3年ほど勤務していたアパレル会社で、ネットショップの運営業務全般を担当しておりました。
取扱商品は自社ブランドのもののみです。
カートシステムはzencartを使用。
システム担当者は別におりましたので、複雑な保守作業はその方にお願いし、変更などがあれば相談しながら進めていました。
幸運にもリニューアル前に入社したことで、新しくシステムを構築するところ、0から商品登録をする作業から携わることが出来ました。
一連の作業をしていて実感したことは、システム登録の際にいかに管理をしやすく、わかりやすい商品番号をふるかで、その後の管理業務の苦労の度合いが変わることでした(特に商品数が多い場合)。システム上の管理が杜撰だと管理もややこしくなりますし、結果的に商品検索するお客様にも不便をお掛けする悪循環になってしまうでしょう。
ただし、100%完璧なシステムは存在しないと思いますので、取扱商品、サイトの形態、客層などを考慮の上でじっくり検討することが
重要なのではないでしょうか。
また、規模にもよりますが、運営担当者が商品管理に精通している方がお客様の問い合わせにもスムースに対応できますし、運営業務をこなす中で、より買い物しやすい、集客のできるサイトを作るアイデアを得ることができると思います。
自社工場で作っていた商品だったので、品質管理も工場側と連絡を取りながらやっていましたが、これは物が実際作られてる現場を見ることができて大変参考になりました。商品に対するクレームや改善などを、迅速に伝達できたことが大きなメリットです。
マメにお客様にサイトへ足を運んでいただくために、月に2,3回キャンペーンやセールを実施しました。
新しい企画を立てて実施する中で評判が良かったものを定番化し、ボーナスが出る時期は大掛かりなセール。それ以外は売上状況を鑑みて順次企画、実施していきました。反応が良かったのはやはり割引関係のセールです。新作も値引きしつつ、古めの在庫も抱き合わせで購入頂けるようにセット販売をしてみたり、それでも在庫が余るものは思い切って廃盤セール。値引きばかりしていると、いつか安くなるときに買えばいいや!とお客様に思われる、有り難みのないブランドになってしまいそうだったので、好評とは言えども乱発は避けるようにしていました。それでも在庫管理は難しかったです。
その他にも外部サイトへ広告を出したり、メルマガでお客様の反応を伺ってみたり、商品写真の撮り方を工夫してみたりと細かい作業も数多く忙しい仕事ではありましたが、個人的にはとても充実した仕事内容でした。
機会があればまた同じような仕事をしたいくらいです。



