コンセプトの無いお店
初めてネットショップを運営しているお店に就職したときのことでした。このお店はアパレル関係のお店で楽天に出店もしていました。
私はこの楽天のネットショップ担当になったのですが、出品している商品を見て驚きました。服を購入するだろう年齢層がマチマチだったのです。しかも海外ブランドから中国製の安い服までいろんな服を揃えていました。まったく統一感が無かったのです。
ログを見てみると、閲覧している年齢層は10代から50代までで、ほとんど同じ割合でした。婦人服なのですが、男性の閲覧も30%以上でした。商品ページを閲覧したお客様が、別のページを閲覧した形跡もほとんどありません。
このような状態ですから、売り上げも思わしくないもので正直どうしたらいいかすごく悩みました。
就職したばかりで言いにくかったのですが、明確なコンセプトを考えてお店を改造することをオーナーに提案しました。オーナーはすごく悩んでいましたが、最終的には承諾してくれました。
この日から、コンセプトにあわない商品は在庫処分として売り、コンセプトに沿った商品を仕入れるようになりました。少しずつですが、売り上げも伸びてきて何とかやっていけるようになりました。
ネットショップをするならコンセプトが大事だとよくいわれますが、本当にそうだと思います。